ヴァイオリン教室ブルンネンの講師、池田優子です☆
これからシリーズでヴァイオリンの構造や、歴史について少しずつお話していこうと思います!
今回はヴァイオリンの音が出る仕組みについて。
ヴァイオリンは簡単に言うとf字孔という穴が空いた木の箱に弦を張って、その弦を弓で擦って音を出すという仕組みなのですが、実は様々なパーツのおかげで、あのような美しい大きい音が出るのです!
ヴァイオリンの断面図(手書きなのでちょっといびつ。。)で説明すると、
・表板
・f字孔
・裏板
・側板
・駒
・魂柱
・力木(バスバー)
この中で特に大事なのが名前からしていかにもな『魂柱(こんちゅう)』です!
この魂柱は駒の上に張られた4本の弦の張力(その重さの合計は平均約20
キロほど!)で表板が割れないように支えるだけでなく、弦の振動を駒から裏板に伝える大事な役割を担っています。表板だけでなく、裏板も振動することによって、ヴァイオリンの空洞全体が振動するので、大きな音が出るそうです。
そしてその音の出口が、あのヴァイオリンやヴィオラ、チェロでおなじみのf字型の穴、その名もf字孔(そのまんま)なのです。
普段は見えない『魂柱』ですが、ヴァイオリンの音を支える、まさに縁の下の力持ちです!
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